2016年08月21日

「生きてても仕方がない」と思うのは正常

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生きてても仕方がない、と思うのは正常だと思う。
今のこの世の中、致し方ないと思う。

それでも我々は人間として、日本人として、日本に存在していく必要があると思う。
今までつながってきた、このDNAがそのまた先の未来に繋がっていくのだと。
そうしていかないと、きっと過去生きてきた人すべてを否定することになるから。

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けれど。

月曜になったら会社に行き、仕事が終わったら帰る。ひたすら、金曜日まで繰り返す。
そんなに貰えない給料で、帰りによるのはコンビニかスーパーで。
飲み会を毎日やるわけもいかない。
服は社会人として求められる格好をして行くので、自分の趣味はあきらめざるを得ない。
暑くても寒くてもスーツ。ネクタイ。ジャケット。革靴。

酒を飲んで、孤独の夜を薄める。
高い酒は飲めない。バーになんて行く余裕もない。
ボロく見られないため、毎年服や靴や鞄を買い足し、メンテする。
そのお金も必要なんだ。

やろうと思っていた勉強も、いつの間にやらやる気は皆無。
もう何かやろうという気も起きない。
腹が減ったし仕方なく食べる。食べても時おり腹を下す。

健康のために毎日ビタミン剤を欠かさず飲む。
無理やり動くためにアミノ酸とクエン酸を飲む。
たまに運動しないとなと思って運動をする。

仕事のためだ。
仕事という檻の中で常にいい試合をするために。
ファイトマネーをもらって今日も生きる。

サラリーマンの戦場は、会社だけではなく。
飲み会や付き合いや接待もそうだ。
楽しんでいる人もいれば、俺みたいに我慢して行っている人もいる。

土日ももう何をしたらいいのかわからない。
疲れた。寝たい。
土曜日はぐったりだし、掃除洗濯をした後何かする気が起きない。
酒はもうこりごりだし、友達は地元に全員おいてきた。
辞めた前職の同期に合うのも億劫だし。

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働いて。働いて。働いた結果。
きっと何か、社会的な成功みたいな。
安心みたいなものが、きっといつか手に入ったとして。
果たしてそれが本当に欲しいものなのかはわからない。

そもそも、何か手に入れて意味のあるものなんてあるのだろうか?
皆が意味があると信じているものを、信じているふりをして、まるで宗教の壺を買うように、買うんだよ。

必要とされることは、わかる。
演じることも、できている。

身なりを清潔に。髪は黒く、短く。髭は剃る。爪は切る。
ニヤニヤしない。口は開けない。
それなりに高いスーツを買う。ワイシャツは白。アンダーシャツは着る。
靴は革靴で、紐靴。靴はせめて2万円。5足は買ってローテーション。
シャツにはアイロン。靴下は黒かグレーか紺。
高いボールペンを身に着ける。
革のビジネスバッグを持つ。

心構えは、卑屈にならない。
過剰に絡まない。必要とされたときに助ければいい。
必要な時に助けてと、言ってもらえるだけの距離感だけあればいい。
近づきすぎず、遠すぎず。時には弱みを見せる。

お客様に信頼してもらうには即レスと、お客様以上に全てを知ること。
お客様は1対1で仕事をしたい。だから1対1で会話が成り立つだけの知識が必要。
そのためには、お客様の内部の事情に耳を傾け、社内政治を理解し、自分の会社の社内政治も理解する。
細い糸を通しておく。一からこじ開けられないから。少しミスしても笑って謝れば済むだけの。
これを鳥瞰して行う。それ以外は、口は災いのもとだから。

自分より上の視点の人が何を考えているのか?
考えてその先に行こうとしつつ、時おり上の人に質問をする。
方角を合わせる。一番下と、上の間で、安定して飛行する。

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ずっと一人でやってる。2008年に東京に出てきてから。
友人もいたと思う。けど一人で戦っていたと思う。
支えてくれる人はいたと思う。けどやっぱり、自分は一人で戦っていたと思う。

これは壮大な、ある種の演技だと思う。
社会という、資本主義という巨大な演目の1つの中で、どういう役割をしたいのかっていうような。
どうすれば家族が喜ぶのか?
考えた結果、実家によく帰るようにしている。
帰りたいのだと思う。でも帰らないといけないとも思ってる。

そう。
あれから8年たって。もう何がしたいことで何がしたくないことなのか。
何が自分の意志なのか、何が演技でやってることなのか。
もうよくわからなくなってきた。

いつの間にか周りに求められる像を映すことに精一杯で。
だから、自発的に何かする意志が弱ってしまった。かもしれない。
それが募って、「生きてても仕方がない」なんて思ったのかもしれない。

もう既に疲れた。
最近外に出たらただ気持ち悪い。吐き気がする。すぐにお腹を下す。とにかく眠い。
けどこの全部をぶっ殺して、抑え込んで、また僕は明日から、社会人を演じるわけだ。
それはきっと誰も見ていない演目だと思うんだけど、もう舞台から降りれないと思う。

一体なんなんだこの東京という街は。
皆狂ってるよ。

東新宿で女を殴ってたあの男も。
10代なのに西池袋で風俗のキャッチをやっていたあの男も。
終電を逃してゲロ吐いてベンチで倒れてたあの男も。
酔ったふりしてぶつかって客を手に入れようとしてたあの六本木の女も。

夜は寝よう。
灯りは消そう。
草木を愛して、静寂を愛して、平和を愛そう。

文明を得て獣に逆戻りしても仕方がない。

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疲れを癒そうにも東京23区にそれはきっとない。
目の前に広がる山と川と田んぼがほしい。

休むに必要なのは刺激の減少。
酒もネオンも爆音も煙草も麻薬もいらない。

真面目に生きるってなんて疲れるんだ。
真面目じゃないと線路から外れるっていうプレッシャーがきっとどこかにあって。
それは空気が気圧として人間にのしかかってるように、日本人を押しつぶしてる。

嬉しいとか。
楽しいとか。
そういう気持ちもエネルギーも。
働いていると全部そっちに持っていかれて。
だんだん抜け殻みたいになってきた気がする。
「生きてても仕方がない」って気持ちにもなる。

しかしこのまま自分を生きたまま殺しては、さらにどうしようもなくなる。
「生きてても仕方がない」なんて思っているうちはまだきっと引き返せるんだ。
このどうしようもなく重たくなった体を無理やり引きずってでも、感性を取り戻さなくてはいけない。

好きなことをしよう。
周りの評価なんて気にせず。
どう思われたってしらない。
俺が、お前が、あなたが、私が、気に入っている、好きなことを。
気持ちが高ぶって、若返るような何かを。
して、感性を復活させないと。

きっと情熱とか勢いだとか、感性だとか、そういう説明できないものじゃないと、
「生きてても仕方がない」なんていう強大な敵は弱らせることなんてできない。
好きじゃない酒なんて頼りにならない。
なぜ好きなのか口で説明できない、そんな好きを探して、あったらそれを無理してでもやろう。
無茶してでもやろう。

「生きてても仕方がない」なんてぶっ潰してやってほしい。
誰でもいいから、やっつけてくれ。
手助けが必要なら少し手を貸してやれないこともないんだ。

幕間は客席から見えない。
客がいなくても、幕が降りていれば見られている心配はない。
思いっきり、何か好きなことを。

仕事が好きなことじゃないなら、きっと休みってそういうためにあるはずで。
もしそれをちゃんと使える人だったら、それを使って感性をよみがえらせてほしい。

生きるのは、大変だから。
きっと説明できない、何かそれから生まれるパワーを大切にして、
大変なときにそのエネルギーを使ってほしい。
使えるようになりたい。
よくわからない、湧き出るエネルギーを。

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出口は前。

※写真はすべて自身で撮影したものです
posted by hinata_hisa at 23:11 | 東京 ☀ | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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