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2019年11月04日

「不満がある」の反対は「不満がない」である



「イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ」が結構好きで読み返すことがままあります。
著者、Clayton M. Christensenは世界的に有名なビジネス書「イノベーションのジレンマ」を書いた人です。

この本の中に「ハッ」とする言葉が書かれていたのでちょっと紹介というか自分用のメモ。

本の中に給与は「衛生要因」という説明が出てきます。
衛生要因というのは、衛生状況が悪化すると健康を害してパフォーマンスが悪くなるものの、衛生要因が完全に守られたとしてもパフォーマンスが通常の状態に戻るわけであって、パフォーマンスが一定の値以上になるわけではないということからきているとのことでした。

健康のために血圧や体重・BMIを定期的に測定しているとして、血圧がよくなったからといって仕事のパフォーマンスがあがるのか。
体重が減って、BMIが健康な値になったからといって仕事にやる気が出るのか。

つまり給料というのは、「悪い場合に不満を与える」ものではあるものの「よくなったからといって満足度を上げるわけではない」という話が記載されています。
そこで合わせて記載されるのが「不満がある」の反対は「不満がない」である、という言葉です。

私は日常いろいろな不満がありました。それこそ上京してきたときは「不満」だらけでした。
それを解決することをモチベーションに仕事をしていました。

これについて私が自分なりに思うのは、「不満がある」状態を解消するというその行為自体は「満足のいく」動きだと思っています。
ただ、「不満がある」という状態が解消されて後に残るのは「不満がない」状態であることは間違いがないと今確信しています。
私の感情は、遷移としては以下の通りに遷移しました。


■スタート
現状に不満がある

■過渡期
不満を解消する
⇒「解消する行為」は「満足を伴う行為」であるため、この時期は比較的満足度の高い時期となる

■ゴール
現状に不満がない
⇒「解消しきった状態」は「不満はないがモチベーションは低く満足度がゼロの状態」になる


このゴール状態に陥った時に困るのはいままで「不満を探して」「それを打ち倒す」という行為ばっかりしてきたため、不満がどこにもなくなってしまい、途方に暮れるということです。
無理に現在に不満を覚えようと思えば、上をどんどん目指すということや物欲や性欲に任せてしまうという手もあるかもしれませんが、私は生憎そんなに欲がないため(足るを知る状態)不満がない状態になったときに「一体何をしたらいいのか」と途方に暮れてしまいました。
というか今現在も途方に暮れています。

ちなみにこの「不満を解消する」の最も手短な方法は「キャリアにフルコミットして給料をあげる努力をする」ということのようでした。本に書いてあることが完全にあてはまっています。
これはエリートもハマりやすい罠だと書かれているのですが、まさにこれにハマっていました。
短期的に成果をあげやすいものに人は飛びつきやすいらしく、気長に成果を得られるようなもの(家族サービスなど)には時間を費やさない傾向にあるらしいです。

自分が人生にわたって長期間満足を得られるようにするには、種をまいて少しずつ水やりをするように苗を育てていかないといけないとのことですが、果たして私はこれから先何の種をまけばいいのでしょうか。

上京して11年半経ちました。不満はなくなったものの満足は全くできない現状を今度は打破する必要がありそうです。
人生でいうと第3章って感じでしょうか。
posted by hinata_hisa at 16:58 | 東京 ☁ | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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